
安定という名のマンネリを打破するため、クラウドワークスへ
在宅のインハウスデザイナーとして働き始めて、気づけば10年が経ちました。
仕事は順調そのもの。制作会社とは違って周りに他のデザイナーはいませんし、社内での競争もありません。
本当に平和な毎日です。でも、その平穏さと引き換えに、以前のような情熱が薄れている自分にも気づいていました。
「このままでいいのかな……」
「私のデザイナー人生、ここで終わっちゃうんだろうか」
安定はしているけれど、変化のない毎日に言いようのない焦りを感じるようになりました。
「外の世界で、自分のデザインはどこまで通用するんだろう?」
そんな風にスキルアップへの欲求が強まり、副業を探し始めた結果、クラウドワークスのコンペに挑戦してみることにしたんです。
ただ、私はあくまで会社員。会社に内緒で副業をして、あとからバレるのも怖かったので、思い切って上司に相談してみました。
「お金を稼ぎたいというより、スキルを磨くために空き時間でコンペに参加したいんです」
すると、返ってきたのは拍子抜けするほどあっさりとした「いいよ」という言葉でした。
初採用の感動。1,000円のバナーが教えてくれた「自分の価値」
記念すべき最初の挑戦は、たった1,000円のバナーコンペでした。
手数料やソフト代などの維持費を考えれば、正直なところ完全に赤字です。それでも、「外の世界での実績」という名の肩書きがどうしても欲しくて、とにかく必死に制作しました。
久しぶりに味わう「挑戦者」としてのワクワク感。作る過程が本当に楽しくて、無我夢中で作業をしてから提出ボタンをポチッと押しました。
選考を待っている間は、お腹のあたりがソワソワするような、でもどこか心地よい緊張感がありました。
そして数日後、画面に届いた「採用」の文字。
あの瞬間の、じわじわと込み上げてくるような震える感動は、今でもはっきりと覚えています。
1,000円から100万円へ。狂ったように駆け抜けた3年間
「自分のデザインが世の中に通用した!」
一度そう思えると自信がついて、もう少し高い報酬の案件にも挑戦したくなりました。最初は1,000円からでしたが、6,000円、1万円、3万円……と少しずつハードルを上げていきました。
気がつけば7万円や11万円といった高額なコンペにも自分から飛び込んでいましたね。落選して一晩中眠れないほど悔しい思いをしたり、逆に「これはダメかな」と思っていた案が選ばれて飛び上がるほど嬉しかったり。
そんな風にコンペに参加し続けて3年。ピーク時には賞金やそこから繋がった継続のお仕事だけで、副業収入が100万円を超えていました。
「よし、この調子でこれからもどんどん勝ちにいこう!」
そんな確信に近い自信を持って、もっと上を目指そうとしていた矢先のことです。私のコンペ生活は、予想もしていなかったタイミングで、突然終わりを迎えることになりました。
